外神田一丁目南部地区第一種市街地再開発事業

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1.概要

 本事業区域が位置する外神田一丁目地区は、交通結節点である秋葉原駅に近接し、秋葉原駅周辺では都市再生緊急整備地域への指定(平成14年)を契機に立地ポテンシャルを活かした再開発事業等による都市機能の更新、都市環境の整備促進が推進されている。また南側には神田川が位置し、江戸時代には筋違見付、明治期には神田川対岸の旧万世橋駅を中心とした賑わいが形成されているなど、かねてより玄関口として栄えてきた歴史がある。
 また「千代田区都市計画マスタープラン(令和3年度改定)」においては、秋葉原駅周辺の拠点と中高層を基本とする複合市街地が連携・協調し、万世橋の歴史性や電気街・サブカルチャーのまちとしての文化、次世代の先端性、高質なアメニティを感じられるまちづくりを進めること等が位置づけられている。また「外神田一丁目計画基本構想(令和元年12月改定版)」では「神田須田町・神田淡路町界隈と秋葉原駅周辺地域を行き交う人々の懸橋となるまちづくり」というまちづくりの方針が示され、また地域の特色を踏まえた「外神田一丁目南部地区街並み再生方針(令和2年11月 東京都)」が策定されている。
 一方本計画地では、大規模災害時における緊急輸送道路に面する建築物等の老朽化や、幅員の狭い道路の存在等、防災上の安全性が懸念される。また、神田川や橋、鉄道高架等の地域資源に恵まれながら、その魅力を十分に生かせるオープンスペースが少なく、多くの観光客を受け入れる憩い空間や緑の環境も不足している。
 以上より本計画では、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため、①にぎわいや集客に資する機能の充実、②広場や歩行者ネットワーク等の整備によるまちの回遊性の向上、③国内外から人々が集まる文化発信の拠点や新たな水辺の観光名所となるような魅力的な複合市街地の形成を通じて、都市再生に貢献することを目的とする。

2.計画内容

施行者
外神田一丁目南部地区市街地再開発組合(予定)
所在地
東京都千代田区外神田一丁目地内
面積
約1.7ha
事業費
約850億円(予定)
整備内容
公共施設
 防災船着場 (一級河川神田川 一部拡幅)
 特別区道千第680号線無電柱化      ほか
施設建築物
 (A街区)延べ面積 約102,700 平方メートル
  主要な用途(事務所、店舗、駐車場等)
 (B街区)延べ面積 約13,250 平方メートル
  主要な用途(店舗、宿泊施設、集会所、駐車場等)

3.主な経過及び予定

都市計画決定   令和5年10月(再開発等促進区を定める地区計画)
都市計画決定 令和6年3月(第一種市街地再開発事業)

4.その他(関連都市計画等)

・再開発等促進区を定める地区計画

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位置図
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