まちづくりのコンセプト
多様な人々が交流し、快適に暮らせるまちに
都心に近接した立地特性を生かして多様な世代・地域・文化の交流を促すとともに、周辺地域と連携することにより、「住」「楽」「業」「学」「育」「健」が充実した都市空間を創出します。
分譲住宅は子育てファミリー層向けを中心に整備します。賃貸住宅は一般賃貸のほか、サービスアパートメント(家具付き住宅)、SOHO、シェアハウス、サービス付き高齢者向け住宅など、様々なニーズに柔軟に対応できる幅広いバリエーションの住戸を整備します。
また、子育て支援施設やコミュニティ施設など、多世代居住を実現する施設を整備します。
水と緑に親しみ、憩いと安らぎが感じられるまちに
海が前面に開かれ、緑につつまれ、都市と自然が調和した魅力的な空間において、憩いと安らぎが得られる成熟した都市生活を実現します。
具体的には、緑豊かなオープンスペースや海を臨む緑地として、多彩な活動に活用でき、子供がのびのびと楽しめる「街区内広場」、にぎわい・交流空間を形成する「地区施設広場」、街区内へ人々を誘引する「まちかど広場」を整備します。
新技術の活用により、環境に配慮した持続可能性を備えたまちに
先進的な水素エネルギー・省エネルギー技術やエネルギーマネジメントをインフラ整備や日常生活に取り入れ、防災力を高めた自立分散型スマートエネルギー都市を確立します。
環境先進都市のモデルとして、実用段階では国内初となる、パイプラインによる街区への水素供給を実現します。
地域の賑わいを創出する店舗や施設など
晴海中心軸沿いの建物低層部に物販店舗など地域のにぎわいを生み、快適な暮らしを支える施設を配置し、生活者や来街者が行きかう賑わいのあるエリアを形成します。
周辺の景観形成に配慮した建物デザイン
壁面の分節等により圧迫感を軽減するほか、隣棟間隔の確保により、水域への視線の抜けや開放感を創出します。
人にも環境にもやさしいエコな移動が可能なまち
コミュニティサイクルや住民用のカーシェアリングの整備、駐車場の集約整備、電気自動車用充電設備の設置などを行います。
自然災害への防災対応力を高めた複合市街地を形成
帰宅困難者受け入れ空間や防災備蓄倉庫等を確保します。
東京2020大会後の選手村を、誰もがあこがれ住んでみたいと思えるまちに
東京都都市整備局では、東京2020大会の選手村の整備と大会後の新たなまちづくりを進めるため、市街地再開発事業の特定建築者制度を活用し、着実に事業を進めてきました。
引き続き、特定建築者をはじめ、東京都港湾局、選手村地区エネルギー事業者、中央区、地元のみなさまなどとともに、誰もがあこがれ住んでみたいと思えるまちの実現を目指します。