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市街地再開発事業

URBAN REDEVELOPMENT PROJECT

事業の目的

 本事業は、大会時の選手用宿泊施設等として一時使用され、大会後に本整備のうえ分譲又は賃貸される住宅棟(板状)21棟及び商業施設1棟に加え、住宅棟(超高層タワー)2棟を大会後に整備することにより、多様な人々が交流し快適に暮らせるまちづくりを行うことを目的としています。

市街地再開発事業施工地区
平成26年12月撮影
市街地再開発事業施工地区

事業の概要

 晴海五丁目西地区市街地再開発事業では、東京2020大会のレガシーとして、多様な人々が交流し、快適に暮らすことができる、環境にも配慮したまちづくりを着実に推進していきます。
 大会後は、選手村宿泊棟として一時使用されたマンションの改修工事や、新たに高層棟の建築工事等を実施し、緑豊かなオープンスペースを確保した質の高い中高層住宅を整備していきます。

事業の内容

晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業

東京都(個人施行)

東京都中央区晴海五丁目の一部

約18ha
平成28年度~令和7年度
約540億円(特定建築者の整備費を除く)
( )内は
建物高さ・階数
21棟(約50~60m、地上14~18階・地下1階)
2棟(約180m、地上50階・地下1階)
1棟(約25m、地上3階・地下1階)
5,632戸(分譲4,145戸、賃貸1,487戸)
施設建築物の設計の概要
  5-3街区 5-4街区 5-5街区 5-6街区 5-7街区 合 計
敷地面積 26,310m2 23,640m2 37,450m2 35,180m2 11,360m2 133,940m2
建築面積 7,590m2 7,890m2 12,990m2 10,970m2 7,010m2 46,460m2
延床面積 112,870m2 104,490m2 223,63m2 209,480m2 19,820m2 670,320m2
容積対象面積 78,180m2 70,780m2 147,450m2 138,950m2 19,240m2 454,630m2
主な用途 住宅
保育所
老人ホーム
住宅 住宅
店舗
住宅
店舗
店舗  
公共施設の設計の概要
種 別 名称 幅員 延長 備考
幹線街路 補助第314号線 25m 210m 都道
区画道路 区画道路5-1号 23m 380m 区道
区画道路 区画道路5-2号 25m 100m 区道
区画道路 区画道路5-3号 36m 260m 区道
区画道路 区画道路5-4号 18m 830m 区道

※幅員は全幅員 ※数値はすべて概算

事業手法の紹介

市街地再開発事業

 市街地再開発事業は、都市再開発法に基づき、建築物と公共施設を一体的に整備することにより、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることを目的とした事業です。
 個人、市街地再開発組合、再開発会社、地方公共団体、都市再生機構、地方住宅供給公社等が施行することができるとされています。

特定建築者制度

 施設建築物の建築と保留床の処分を施行者に代わり、特定建築者が実施することができる制度です。
 この制度により、民間資金やノウハウを積極的に活用することができるようになり、より魅力的で処分性の高い建物を建築し、事業を円滑に推進することができます。
 本事業では、三井不動産レジデンシャル株式会社、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社、日鉄興和不動産株式会社、住友商事株式会社、住友不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社、東急不動産株式会社、東京建物株式会社、野村不動産株式会社、三井不動産株式会社、三菱地所レジデンス株式会社を公募により、特定建築者として選定しました。

東京都・特定建築者の
役割分担(整備内容)

東京都

  • 再開発事業の施行者
  • 道路等の基盤整備

特定建築者

  • 建築敷地における
    施設建築物の整備

4つの環境認証を取得

 本事業では、積極的な緑化や省エネ設備の導入、雨水の再利用などの取組みを進め、環境に配慮したまちの実現を目指しています。これらの取組みが評価され、本事業は以下の4つの環境認証を取得しました。

LEED-ND(リードエヌディ)

LEED-ND
(リードエヌディ)

エリア開発の省エネや環境配慮を評価

SITES(サイツ)

SITES
(サイツ)

オープンスペース、緑化空間も含めた持続可能なまちづくりを評価

ABINC ADVANCE(エイビンクアドバンス)

ABINC ADVANCE
(エイビンクアドバンス)

生物多様性保全の取り組みを評価

CASBEE街区(キャスビー)

CASBEE街区
(キャスビー)

省エネや景観配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価

民間と連携した街づくり

 都は、特定建築者と連携し、公共空間と建築敷地が一体となったまちづくりを進めています。広幅員の歩道空間を官民が一体となって整備するなど、一体感のある魅力的な街並みや快適な歩行空間を形成します。

一体的なまちづくりのイメージ

再開発事業の周辺で整備される施設

臨港消防署 新庁舎

 臨港消防署の本庁舎が新設され、令和元年7月1日より、運用が開始されております。新庁舎は、屋上にヘリポートを持つ、地上5階建ての建物で、船舶災害や重要な港湾施設に対応できる消防力を備えています。

臨港消防署新庁舎イメージ
臨港消防署新庁舎イメージ ※平成29年3月時点のイメージ
東京消防庁提供

水素ステーション

 水素ステーションでは、都市ガスから水素製造し、燃料電池バス(FCバス)や燃料電池車(FCV)に水素を供給します。
 また、この水素ステーションで製造した水素は、水素パイプラインを通じて各街区へ供給します。

業者提案時の水素ステーションイメージ
事業者提案時の水素ステーションイメージ

晴海西小学校・晴海西中学校

 「学びの場としての学校」、「まちの拠点としての学校」、「地域とともに成長する学校」の3つの視点から新しいまちの象徴となる学校づくりを推進しています。令和6年度開校予定です。

校舎イメージ
完成イメージ(令和3年10月時点)

マルチモビリティステーション・船着場

 東京BRTをはじめ、路線バスや、コミュニティサイクルを導入できる複合型なターミナルとしてマルチモビリティステーションを整備します。(令和6年2月1日に「晴海五丁目ターミナル」として供用を開始)
 また、水辺の立地を生かして、バリアフリーにも配慮した船着場を一体的に整備します。

マルチモビリティステーション
完成予想イメージ(令和3年12月時点)

事業スケジュール

工事スケジュール

事業スケジュール

これまでの経緯・今後の予定

平成25年 1月 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が立候補ファイルを提出
  9月 2020年オリンピック・パラリンピック競技大会開催都市が決定
平成26年 12月 「選手村大会後における住宅棟のモデルプラン」を公表
平成27年 1月 東京2020大会選手村及びレガシー検討に係る事業協力者を公募
  3月 東京2020大会選手村及びレガシー検討に係る事業協力者を決定
  12月 「2020年に向けた東京都の取組-大会後のレガシーを見据えて-」を策定
平成28年 3月 「東京2020大会後の選手村におけるまちづくりの整備計画」公表
  4月 晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業の認可を取得
  5月 特定建築者を公募(敷地処分予定価格を公表 → 算定手法はこちら(PDFファイル307KB)
道路等の都市基盤整備に着手
  7月 特定建築者を選定
平成29年 1月 建築工事に着手
令和元年 12月 大会時に必要な部分の整備完了
令和3年 7月~9月 東京2020大会の選手村として一時使用
令和3年 10月以降 大会後改修工事
令和5年 10月 晴海五丁目西地区プロローグイベント「HARUMI Coming!」開催
令和5年 11月 住宅棟(板状)、商業棟建築工事完了
令和6年 まちびらき
令和7年度   事業完了(住宅棟(タワー)竣工)

進捗状況のお知らせ

タイムラプス映像

LINK[東京2020大会]選手村 タイムラプス映像①

LINK[東京2020大会]選手村 タイムラプス映像②

定点写真

令和元年12月時点

1
1
2
1
定点写真 【撮影場所・方向】

LINK定点写真のページへ

工事かわら版

 近隣にお住いの方々へ、「工事かわら版」を発行し、選手村関連工事の進捗状況等をお知らせしています。

LINK工事かわら版のページへ

道路などの整備

 高潮対策のため、約2.5m地盤を嵩上げします。電線類を地中化し、無電柱化することにより景観に配慮します。下水管などのライフラインを整備します。

区画道路5-3道路イメージ断面スケッチ(A-A’断面)

電線共同溝の設置(イメージ)

特殊部
管路部

お問い合わせ先

市街地整備部 再開発課 晴海五丁目西地区調整担当
電話 03-5320-5460