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拠点再整備土地区画整理事業

最終更新日:令和6年9月9日

新宿駅直近地区

 新宿駅直近地区では、東西の移動がしにくいこと、人の滞留空間が不足していること、 駅・駅ビルの老朽化が進んでいることなどの課題があります。
 このため、都が施行者となる土地区画整理事業により、駅ビルの建替えを契機に敷地整序を行いながら、東西デッキ新設、西口及び東口駅前広場の人中心への再構成などにより、「新宿グランドターミナル」として再編していきます。
                           

新宿地区エリア
将来イメージ 西口駅前広場イメージ

西口駅前広場

東西デッキイメージ
東西デッキ

sankaku第二市街地整備事務所へのリンク

新宿駅西口駅前広場の将来形の検討について

 新宿駅周辺の再整備については、学識経験者、行政、鉄道事業者からなる「新宿の拠点再整備検討委員会」(以下「本委員会」という。)を設置し、新宿駅の現状の課題や将来における整備の具体的な方向性等について、これまで検討を進めています。
 平成30年(2018年)には、本委員会の検討を踏まえ、都と新宿区で「新宿の拠点再整備方針」を策定し、現在の自動車中心の空間構成にある駅前広場を「人中心の広場とまちに変える」という方針のもと、歩行者優先の空間に再構成していくこととしました。
 この方針を受け、令和元年(2019年)に都市計画として駅前広場の都市施設や用途地域等を決定し、令和4年(2022年)に土地区画整理事業による西口駅前広場の整備に着手しました。
 現在、西口駅前広場の空間構成や景観など、本委員会において検討を進めておりますが、その大枠となる道路と歩行者空間の平面配置について、関係機関との協議が整ったことから下記にてお示しします。


1.これまでの経緯

平成24年(2012年)1月新宿駅周辺地域を特定都市再生緊急整備地域に指定
平成28年(2016年)3月「新宿駅周辺地域まちづくりガイドライン」の策定(新宿区)
平成29年(2017年)6月「新宿の新たなまちづくり~2040年代の新宿の拠点づくり~」の策定
(東京都・新宿区)
「新宿の拠点再整備検討委員会」の設置
(学識経験者、国土交通省、東京都、新宿区、渋谷区、鉄道事業者)
平成30年(2018年)3月「新宿の拠点再整備方針」の策定(東京都・新宿区)
令和元年(2019年)12月都市計画決定(都市施設、地区計画、用途地域、土地区画整理事業)
(東京都・新宿区)
令和3年(2021年)7月新宿駅直近地区土地区画整理事業 事業計画決定(東京都)
令和4年(2022年)3月令和4年(2022年)3月 新宿駅直近地区土地区画整理事業 工事着手(東京都)

2.西口駅前広場(地上部)の道路と歩行者空間の平面配置

 下図は地上部における道路と歩行者空間の平面配置を示した図で、上が工事着手前の平面図、下が将来形の平面図と断面図です。歩行者空間を薄緑色で示しており、現在はほとんどが車のための空間となっているところを地下に光が入るボイド※(開口部)を中心として、歩行者のための滞留空間を広く確保していきます。あわせて、バス・タクシー乗り場を広場の南北に再配置して交通結節機能を強化するとともに、地下駐車場の出入口を新たにスバルビル跡地に設けることで、広場内に流入する車両を抑制します。
※ボイド:地下空間に光を取り込み、開放感を生み出す新宿グランドターミナルの空間特性の一つとなる吹き抜け空間

工事着手前
将来形
将来形断面図

3.西口駅前広場(地下部)の道路と歩行者空間の平面配置

 下図は地下部における道路と歩行者空間の平面配置を示した図で、左が工事着手前の平面図、右が将来形の平面図です。歩行者空間を薄緑色で示しており、将来は地上と地下をつなぐループ車路を撤去し、地下駐車場の出入口を新たにスバルビル跡地に設けることで、地下部での歩行者空間も拡大します。

工事着手前→将来形

4.今後の予定

 令和17年度(2035年度)の西口駅前広場の概成に向けて、引き続き、新宿の拠点再整備検討委員会で西口駅前広場の空間構成や景観などについて検討を進めます。本検討の状況を踏まえて、今後、将来の姿について段階的にお示ししていきます。

お問合せ窓口

市街地整備部 区画整理課
03-5320-5442