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案件名:順天堂大学キャンパス・ホスピタル再編事業

所在地:文京区本郷2丁目201-1 ほか
事業主:学校法人 順天堂

「建築物のデザイン評価指針」による協議(デザイン協議)の経緯

 東京都は、本案件について、東京都景観計画及び計画地の地域特性を踏まえ、遠景、中景、近景の観点から、事業者と「建築物のデザイン評価指針」に基づく協議(デザイン協議)を行った。
 デザイン協議にあたり、東京都景観審議会計画部会に意見を求めたところ、別添(PDFファイル90KB)の意見が出された。これを踏まえ、都として協議を進めた結果、事業者より対応の方向性が示されたため、平成22年3月23日に協議を終了した。

建築物のデザイン評価結果

 以下の理由から、本案件は皇居周辺にふさわしい良質な建築デザインであると認めるものである。

○本計画が、神田川側にまとまった空地を設けることで、隣接する街区からのオープンスペースの連続性や歩行環境の質の向上に配慮されている。

○空地の緑化や屋上庭園の設置などにより、神田川から立体的に緑の空間を連続させようと努力されている。

○隣棟間隔を拡げて棟の間に空間の抜けを確保したことについても、御茶の水橋からの眺望に一定の配慮がなされている。

 なお、計画部会からは、今後さらに良好なデザインとしていくために留意すべき事項が意見として出されており、これへの対応状況については、今後設計の熟度を高める中で適宜報告を求めていくものとする。