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案件名:神田駿河台4-6計画(仮称)

所在地:千代田区神田駿河台4丁目6番
事業主:駿河台開発特定目的会社

「建築物のデザイン評価指針」による協議(デザイン協議)の経緯

 東京都は、本案件について、東京都景観計画及び計画地の地域特性を踏まえ、遠景、中景、近景の観点から事業者と「建築物のデザイン評価指針」に基づく協議(デザイン協議)を行った。
 デザイン協議にあたり、東京都景観審議会計画部会に意見を求めたところ、別添の意見(PDFファイル16KB)が出された。これを踏まえ、都として協議を進めた結果、事業者より対応の方向性が示されたため、平成21年9月15日に協議を終了した。

建築物のデザイン評価結果

 以下の理由から、本案件は皇居周辺にふさわしい良質な建築デザインであると認めるものである。

○建物前面に空地を設け、神田川沿いの緑及びニコライ堂と湯島聖堂という歴史的資源を視覚的、空間的につなぐことにより、外濠周辺の風格ある景観形成に貢献している。

○建築物の外観デザインについては、主要な眺望点であるお茶の水橋や聖橋等からの見え方を検討した上で、建物角を落として見つけ幅を減らす等、圧迫感の軽減などに対し一定の配慮がなされている。

○外構計画については、サンクン広場における地上と地下の視覚的な一体感を持たせる等、首都の風格にふさわしい質の高い外構デザインであると認められる。

 なお、計画部会からは、今後さらに良好なデザインとしていくために留意すべき事項が意見として出されており、これへの対応状況については、今後設計の熟度を高める中で適宜報告を求めていくものとする。