(1)都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)
- 更新日
1.概要
●プロジェクトの名称
都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)
●所在地
港区海岸一丁目20番9(地番)ほか
●活用する都有地(計約1.5ha)
- 東京都公文書館跡地
- 東京都計量検定所跡地
- 都立産業貿易センター浜松町館跡地
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街区別諸元 全体 A街区(業務棟) B街区(住宅棟) 計画容積率 約1,097% 約1,289% 約419% 敷地面積 15,591㎡ 12,157㎡ 3,434㎡ 延床面積
(容積対象床面積)約201,410㎡
(約171,088㎡)約182,052㎡
(約156,712㎡)約19,358㎡
(約14,376㎡)主要用途 - 事務所、店舗、
ビジネス支援・交流施設、
企業支援施設、
新産業貿易センター 等住宅、サービスアパートメント、
シェアハウス、
子育て支援施設 等階数/高さ -
地上40階、地下2階/約209m 地上18階/約60m 竣工日 - 令和2年5月29日 令和2年6月30日
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竹芝地区は、特定都市再生緊急整備地域及びアジアヘッドクォーター特区に指定されており、国際金融等の中枢業務拠点である大手町・丸の内・有楽町地区、東京と国内外を結ぶ交通結節点である品川・田町といった国際競争力の高い拠点に囲まれています。
また、羽田国際空港から至近の距離にあり、東京の国際競争力強化を目指す拠点として重要な位置にあります。
さらに、東京湾に面し、地区内及び周辺地域には複数の駅が存在するとともに、旧芝離宮恩賜庭園、浜離宮恩賜庭園といった二つの文化財庭園が存在しています。
周辺では、汐留の開発に加え、品川・田町の開発や浜松町駅周辺等の新たなまちづくりの動きもあります。
こうした背景の下、竹芝地区においても、新たな都市開発への機運が高まりを見せています。しかし、地区の中心に更新期を迎えた都有施設が集積していることが、まちの魅力を低減させる要因の一つとなっています。こうした施設の再編整備を契機として、地区内外と連携しつつ、国際競争力の強化に資する開発を推進していくとともに、防災対応力を備えたスマートシティの実現に向けた展開が求められています。
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本プロジェクトは、「豊かな緑、海、文化を実感できる、活気ある業務・商業等の拠点を形成」をコンセプトとし、都有施設の再編整備を契機として、以下に示す都有地活用事業及びエリアマネジメント業務により、地区の魅力を高め東京の都市再生に寄与することを目的とします。
① 都有地活用事業
事業者は、活用都有地を都から借り受け、国際競争力の強化に資するビジネス拠点の形成、防災対応力を備えたスマートシティの推進及び魅力ある都市環境の創出を図るため、新産業貿易センター及び民間複合施設等の整備を行う。② エリアマネジメント業務
事業者は、新たなまちづくりの機運を醸成させるために、エリアマネジメント組織を設立及び運営し、地権者等と連携しながら、事業期間を通して、防災性の向上や低炭素化の推進等、エリアマネジメントに係る各種活動を行う。
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- 実施地区の公表
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事業実施方針(
- 平成23年2月15日
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事業実施方針に関する質問回答書及び意見一覧(
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事業者募集要項等の公表
資料 事業者募集要項 「事業者募集要項」( 別紙 1 資料集 「別紙1」( 添付資料 1-1 案内図 「添付資料1-1」( 1-2 現況図 「添付資料1-2」(
※平成24年8月3日に変更しています。1-3 測量図 「添付資料1-3」(
※平成24年7月20日に変更しています。1-4 電波伝搬障害防止区域図 「添付資料1-4」( 1-5 現況インフラ整備図-上水道 「添付資料1-5」( 1-6 現況インフラ整備図-下水道 「添付資料1-6」( 1-7 現況インフラ整備図-ガス 「添付資料1-7」( 1-8 現況インフラ整備図-電気 「添付資料1-8」( 1-9 ボーリングデータ 「添付資料1-9」( 2 協議先窓口一覧 「添付資料2」( 3 地歴に関する資料 「添付資料3」( 配付資料 基礎伏図-東京都公文書館
基礎伏図-東京都計量検定所
基礎伏図-東京都立産業貿易センター配付資料の受取については、募集要項に記載のとおり。 2 基本協定条件書 「別紙2」( 3 審査基準
「別紙3」( 4 様式集 「別紙4」(
「別紙4①」(
「別紙4②」(
「別紙4③」(
「別紙4④」(
「別紙4⑤」(
「別紙4⑥」(
「別紙4⑦」(5 新産業貿易センター要求水準書 「別紙5」(
参考資料 1 竹芝地区まちづくりガイドライン 「参考資料1」( 2 地区周辺におけるコンテンツ産業集積の状況 「参考資料2」( -
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事業者募集要項等に対する質問回答書(11月15日修正)(
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対話に基づく周知事項の公表及び事業者募集要項等に対する質問回答書の修正
(1)土壌汚染概況調査結果について
土壌汚染概況調査結果については、一部追加調査が生じたことにより、当初予定の終了時期が変更となりました。調査結果は、平成25年3月頃にお知らせする予定です。(2)提案書作成に当たっての注意について
業種が特定されるような表記はせず、A社、B社等としてください。また、特許技術名や○○賞受賞、エリアマネジメント実績での地区名など、容易に個別の企業が推測できる表現は避けてください。※ 上記に関連して、「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)事業者募集要項等に対する質問回答書」を修正しています。修正箇所は、No.310です。詳細は「質問回答書新旧対照表」をご参照ください。
質問回答書新旧対照表( -
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事業予定者の決定
(都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)事業予定者選定結果)( -
- 基本協定締結
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竹芝地区エリアマネジメント準備室開設
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竹芝地区まちづくり協議会設立
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- 国家戦略特別区域に係る区域計画の変更認定
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- 東京都市計画都市再生特別地区の変更告示
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- 国家戦略特別区域に係る区域計画の変更認定告示
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- 定期借地権設定契約締結(公文書館跡地、計量検定所跡地)
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- A 街区(業務棟)工事着工
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- 定期借地権設定契約締結(産業貿易センター浜松町会館跡地)
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一般社団法人竹芝エリアマネジメント設立
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- B 街区(住宅棟)工事着工
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- A 街区(業務棟)工事竣工
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- B 街区(住宅棟)工事竣工
- 全施設整備完了(業務棟・住宅棟)
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- 開業
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- DMO芝東京ベイ設立
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2.竹芝地区まちづくりガイドライン
●ガイドライン本文
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本ガイドラインは、「2020年の東京」、「東京の都市づくりビジョン」や「港区まちづくりマスタープラン」等の行政計画を踏まえて、竹芝地区のまちづくりの方針を示すとともに、それらの計画の実現に向けた整備の方向性を示すものです。
《関連行政計画》
2020年の東京
「2020年の東京」へのアクションプログラム2013
東京の都市づくりビジョン
東京都景観計画
港区景観計画
東京都地域防災計画
東京都防災対応指針竹芝地区のコンセプト
「豊かな緑、海、文化を実感できる、活気ある業務・商業等の拠点を形成」エリア別まちづくりの方針
地区全体を4つのエリアに区分し、歴史的な庭園や水辺の潤いなど、エリア毎の特徴を生かしたまちづくりの方針を示すものです。都有地を活用した拠点開発
まちづくりの目標と誘導する機能国際競争力の強化に資するビジネス拠点の形成
防災対応力を備えたスマートシティの推進
魅力ある都市環境の創出
地区全体での取組
エリアマネジメント、防災、環境、景観などについて、地区全体において行政、民間、官民双方が取り組む内容を示すものです。
3.都市計画等の手続き
平成26年5月に、東京都9区等を含む5区域が国家戦略特別区域に指定されたことを受け、同年10月1日に東京圏国家戦略特別区域会議(第1回)が開催され、国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成を図るための計画である区域計画の素案が示されました。この区域計画に特定事業として位置付けるべき事業の候補の一つとして、本プロジェクトが提示されました。
その後、同月21日及び平成27年1月16日の東京都都市再生分科会において、事業者から提案された国家戦略都市計画建築物等整備事業の案等が審議され、東京都及び港区都市計画審議会の議を経て、同年3月4日の国家戦略特別区域会議において区域計画を作成、同月19日に内閣総理大臣による認定を受け、都市計画決定されたものとみなされました(同月27日告示)。
なお、上記会議の詳細については、内閣府のホームページよりご覧いただけます(以下リンク)。
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① 都市再生特別地区における都市再生への貢献
- 官民合築・連携による産業振興とにぎわい創出
- 新産業貿易センターと民間施設の一体的整備
- コンテンツ産業における研究開発・人材育成・ビジネス交流機能の整備
- エリアマネジメントによるまちづくりの推進
- 浜松町駅・竹芝駅・竹芝ふ頭・にぎわい空間をつなぐ歩行者ネットワークの整備
- バリアフリーの歩行者デッキとにぎわいを創出する多様なオープンスペース等の整備
- 防災対応力の強化とエネルギーネットワークの整備
- 竹芝ふ頭の災害時海上輸送機能と連携した広域的な帰宅困難者支援等の実施
- 帰宅困難者等の支援機能の整備
- 自立分散型エネルギーの導入
- エネルギーネットワークの構築
- 環境教育の拠点形成と環境負荷低減への取組
- 生物多様性保全の取組をいかした環境教育の実施
- 環境負荷低減への取組
- 緑豊かな都市環境づくり
- 地産地消への取組
② 地区計画- 面積 約2.4ha
- 地区施設
1) 広場1号~6号
2) 歩行者専用通路1号~3号
3) 歩道状空地1号~3号
③ 都市計画道路- 種類 特殊街路
- 名称 港歩行者専用道第8号線
- 幅員・延長 約6m、約230m
- 構造 嵩上式
- 官民合築・連携による産業振興とにぎわい創出
4.竣工写真