令和3年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第2回)
- 会議の概要
- ○ 会議名
- 令和3年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第2回)
- ○ 開催日
- 令和3年8月30日(月曜日)
- ○ 出席状況
- 東京都、港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、江戸川区、国土交通省
○ 議事の要旨
- 国土交通省より、騒音測定結果や部品欠落報告等について説明。
- 国土交通省より、「第4回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」の内容について説明。
【主な意見及び国の回答等】
- 「飛行高度が低くなっているのではないか」というお問い合わせが増えてきている。降下角を3.45度にすることにより高度を上げているということの周知を更に徹底していただきたい。
⇒降下角の引き上げによる騒音軽減効果は、ホームページなどで周知をしている。飛行機のサイズによっては非常に低く飛んでいるように見えることもあるが、飛行コースホームページで、過去1ヶ月の期間であれば、日時を指定して気になる飛行機の高度を確認できるので活用いただきたい。
- 2~3月の部品欠落は合計で143個だったが、4~5月は231個ということで、約90個多くなっている。欠落部品が増えた要因について、点検の仕方等状況の変化があったのか教えていただきたい。
⇒欠落部品の半数以上がスクリュー・リベット類、シール・デカール類となっており、このうちシール・デカール類の欠落の一部では集中点検によって発見されたもの。部品欠落については、関係者と連携して対応しているところ。引き続き状況を注視しつつ、落下物防止に資する取り組みを進めて参りたい。
- 資料7-4の表において⑨RNP+WPが⑤RNP-ARの上にきているのは、⑨の方が実現可能性が高いからか。
⇒実現の可能性はどちらも同程度。資料に記載しているとおり、⑤RNP-ARの方は機材・乗員対応率の向上という課題もあることから、⑨RNP+WPの方を上段に載せている。
- 資料7-2に「暫定経路の作成」とあるが、2つの飛行方式により、どのような経路を作成する可能性があるのか教えて頂きたい。
⇒今回の検討会で決定したのは、どのような飛行方式を羽田空港に適用していくかというものであり、選定した飛行方式によるルート案については、これから安全面等の検証を経た上で検討することになる。
- 大田区においてはB滑走路からの西向き離陸によって大きな影響を受けている。第4回固定化回避検討会において出発における騒音軽減方策が検討されたとのことだが、今後復便していく状況も見ながら、騒音影響が少しでも軽減するような措置を引き続き検討・実施していただくよう改めてお願いする。
⇒出発経路含め、騒音軽減対策については、しっかりと受け止めて、不断の努力として取り組んでいきたい。
【配布資料】
- 次第(
- (資料1)運航実績(
- (資料2)北風・南風の運用割合(
- (資料3)新飛行経路の航跡の概要(
- (資料4)航空機騒音の測定結果(
- (資料5)部品欠落報告について(
- (資料6-1)国に寄せられた意見について(
- (資料6-2)都に寄せられた意見について(
- (資料7)第4回羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会資料(
- ※資料5に一部誤りがありました。(「重量別割合」の内訳個数に誤りがございました。)
現在は、訂正後の資料を掲載しております。(令和3年12月16日)
記事ID:039-001-20241022-010406