令和2年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第1回)
- 会議の概要
- ○ 会議名
- 令和2年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第1回)
- ○ 開催日
- 令和2年6月10日(水曜日)
- ○ 開催場所
- 東京都庁第一本庁舎42階 特別会議室A
- ○ 出席状況
- 東京都、港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、江戸川区、国土交通省
○ 議事の要旨
- 騒音対策等について、国から説明がなされた。
【主な意見及び国の回答等】
- コロナの影響で運航便が相当減っているということであるが、直近では当初想定していた便数の何割ぐらい飛んでいるのか。
⇒国際線は95%以上飛んでいない。国内線はタイミングによって変わり、少し前は8割減くらいという数字だったが、少しずつ便数を戻し始めている。 - 実際の航空機の飛行経路については、気象条件によっては範囲内に収まらない可能性もあるという説明があったが、気象状況についてはA,C滑走路南風着陸については考えなくてよいか。
⇒A,C滑走路に到着する場合、滑走路に向けた最後の直線部分は大きくずれることは考えていない。もう少し手前の着陸経路又は離陸経路で、気象条件など安全上の観点から違うルートを飛ぶこともあり得る。 - 今回も落合第二小学校のみ大中小ともに推計平均値を上回っている。要因分析と解決に向けた努力を、引き続きお願いしたい。
- 航跡データに関してサイトを見ると、南風・北風の履歴などが、全て航空の専門用語である。ぜひ伝わる形にしていただきたい。
⇒表記が英語と数字で分かりづらいので改めて整理したい。 - 視覚障害者の方は耳をたよりにしている。個別に対応されると伺っていたが、対応事例があったのかお聞きしたい。
⇒個別に視覚障害者の団体に職員が伺い、サウンドシミュレーターなどを体験していただき意見交換した。 - 騒音測定結果については、最初はできるだけ早く情報提供するようにした方が良いのではないか。
⇒航空機騒音を特定する作業に時間を要することをご理解いただければと思う。改めて整理したい。 - 固定化を回避するための方策とは具体的にはどのようなものなのか。
⇒管制技術の進展あるいは海外空港における事例調査等を踏まえ考えられる選択肢について、多角的な検討を行い、今年度中に選択肢のメリット・デメリットを整理するということである。 - コロナの影響で減便しているなか新飛行経路の運用に関して、この期間運用を中止してはという話に対して、大臣会見では、本運用に向けての助走期間であるなどと聞いているところ、先日の国会で千葉県との約束の話が出てきたが、これも新飛行ルートを中止できない理由のひとつなのか。
⇒従来の飛行ルートでは千葉上空を飛んでいる状況において、首都圏全体での騒音共有の話はしており、具体化協議会では千葉県と千葉市から、新飛行経路は首都圏全体での騒音共有の第一歩として評価すると言われている。 - 安全対策に関しても、より一層お願いしたい。
【配布資料】
- 次第(
- (資料1)運航実績(
- (資料2)北風・南風の運用割合(
- (資料3)新飛行経路の運航の概要(
- (資料4)航空機騒音の測定結果について(暫定版)
- (資料5)部品欠落件数及び欠落部品内容
- (資料6-1)国に寄せられた意見について(
- (資料6-2)都に寄せられた意見について(
- (資料7)令和2年6月3日衆議院国土交通委員会発言要旨(未定稿)
- ※資料4は暫定版であり、国で精査している。最終版は別途公表予定。
- ※資料5は、国が作成中であり、完成次第、別途公表予定。
- ※資料7は未定稿であり、決定稿については別途公表予定。
記事ID:039-001-20241022-010400