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東京都豪雨対策基本方針(改定)について

最終更新日:令和3(2021)年4月28日

 東京都では、平成26年6月、総合的な治水対策を一層推進するために、「東京都豪雨対策基本方針(改定)」を策定しました。
 これは、近年の降雨特性や浸水被害の発生状況などを踏まえ、方針見直しの検討を進め、取りまとめたものです。
 今後、「東京都豪雨対策基本方針(改定)」に基づき、豪雨対策を積極的に推進し、都民が安全に安心して暮らせる東京を実現していきます。

1 改定の主な内容

【降雨特性を考慮した目標降雨の設定】

  • ・降雨特性を踏まえ、区部は大手町、多摩部は八王子の降雨データを採用
  • ・目標降雨を「年超過確率1/20規模の降雨」である区部時間75ミリ、多摩部時間65ミリに設定し、この降雨に対して床上浸水を防止

【河川・下水道の整備において「対策強化流域」「対策強化地区」を設定】

  • ・甚大な浸水被害が発生している河川流域及び地区をそれぞれ「対策強化流域」、「対策強化地区」として設定
  • ・「対策強化流域」及び「対策強化地区」では、目標降雨に対して、河川や下水道などの施設整備で浸水被害を防止
NEW ※対策強化流域を追加し、対策を強化するエリアを拡大しました(令和3年4月28日)。
PDF 「東京都豪雨対策基本方針 柳瀬川流域を対策強化流域に追加します」(PDFファイル642KB)

【大規模地下街の浸水対策計画の充実など、減災対策の強化】

  • ・公共施設における一時貯留施設等の設置に対する支援を検討
  • ・地下街、鉄道等の管理者間の連携方策を大規模地下街浸水対策計画に反映
  • ・東京アメッシュにおいて最新型のレーダーを新たに導入し、降雨の観測精度を向上させるなど、きめ細かな降雨情報を配信

【オリンピック・パラリンピック開催時及び平成36年までの取組の設定】

  • ・オリンピック・パラリンピック開催時、豪雨からの生命・安全を確保し、浸水被害の軽減を図る
  • ・河川整備では、対策強化流域の5流域において6調節池に着手など
  • ・下水道整備は、豪雨対策下水道緊急プランに位置づけた地区などで効果を発揮
  • ・大規模地下街対策の拡充として避難誘導の多言語化などを促進

2 資料

3 取組の紹介

  • ・地下街等の浸水避難を支援する映像の公開

ターミナル駅周辺に広がる大規模な地下空間を有する渋谷、新宿西、新宿東、池袋、新橋、八重洲、大手町、丸の内、有楽町、銀座、上野・御徒町、及び浅草の計12地区について、地下街等の管理者、隣接ビルの管理者、鉄道事業者、地元区等から構成される「東京都地下街等浸水対策協議会」を設置し、関係者が連携して地下街等の浸水対策に取り組んでいます。
この度、集中豪雨等による地下街等の浸水の危険性や浸水対策、避難行動等について、広く利用者へ知って頂くために、映像を公開しました。

1 「もしもの事態に心の備えを 地下への浸水 知って、防いで、命を守る」

2 「もしもの事態に心の備えを 地下への浸水 知って、防いで、命を守る」(避難行動編)