流域別下水道整備総合計画は、河川、海域等の公共用水域の水質環境基準を達成・維持するため必要な下水道の整備を、効果的に実施するため、当該流域における個別の下水道計画の上位計画として都道府県が策定するものです。
都は、昭和55年に当初計画を策定し、その後、社会情勢等を踏まえて、平成9年に変更しています。
今回、平成17年に閉鎖性水域(東京湾など)の水質を改善するため下水道法の改正があり、約10年ぶりに計画の見直しを行いました。
主な変更点としては、計画汚水量の見直し、窒素、リン、CODの目標水質を新たに設定、老朽化した処理場がある市の単独処理区(八王子市北野処理区、立川市錦町処理区、三鷹市東部処理区)を流域下水道へ編入、です。
今後、東京都下水道局や多摩地域の市町村は、本計画に基づき、下水道の整備を進めていくこととなります。