利水の必要性
主要な渇水被害(関東地区)
年 | 取水制限 | 影響の範囲 | |
---|---|---|---|
制限日数 | 最大取水制限率 | ||
昭和39年 | 84日 | 50% | 東京都 |
昭和47年 | 40日 | 15% | 1都2県 |
昭和48年 | 22日 | 20% | 1都2県 |
昭和53年 | 58日 | 20% | 1都4県 |
昭和54年 | 41日 | 10% | 1都4県 |
昭和55年 | 40日 | 10% | 1都4県 |
昭和57年 | 22日 | 10% | 1都4県 |
昭和62年 | 71日 | 30% | 1都5県 |
平成2年 | 45日 | 20% | 1都5県 |
平成6年 | 60日 | 30% | 1都5県 |
平成8年 | 76日(冬期) | 10% | 1都5県 |
41日 | 30% | 1都5県 | |
平成9年 | 53日 | 10% | 1都5県 |
平成13年 | 18日 | 10% | 1都5県 |
出典:国土交通省
各地で被害が発生(平成6年)
<東京都>
7年ぶりで15%の給水制限を実施。日比谷公園の噴水が停止
<茨城県>
県営プールや小学校のプールの使用を中止
各地で被害が発生(平成8年)
<東京都>
大田区のビール工場では、7月上旬から工程の一つを停止。
<千葉県>
船橋市のビール工場では、瓶の洗浄水が不足、稼働率を60%程度に落とす措置を始めた。
<群馬県>
大間々町(現 みどり市)の高台の住宅街には給水車が出動。
<栃木県>
上流にダムがない中小河川は干上がっており、山間部の水田には全く水を入れられない。
八ッ場ダムの利水効果
○首都東京は、人口、政治・経済・文化等の中枢機能が集積、ひとたび渇水が生じれば社会的に大きな混乱が生じます。
○地球規模で異常気象が生じており、長期的視野での安定的水源の確保が必要です。
(平成21年版 日本の水資源)
(平成19年版 日本の水資源)
○八ッ場ダムの完成により、取水制限を大幅に回避可能となります。
平成8年渇水を例に取ると、取水制限日数が100日減少します。
出典:国土交通省