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事業の目的
環状第4号線は、港区港南三丁目を起点とし、江東区新砂三丁目に至る延長約29.9Kmの環状道路で、都市の骨格を形成する区部環状方向の幹線道路の一つとして放射方向の幹線道路と連絡し、都心に集中する交通を分散化するなど重要な役割を担っています。
環状第4号線が通過する品川駅周辺地区は、羽田空港と近接し、2027年のリニア中央新幹線の開業(予定)も見据え、更なる拠点性の強化が期待されています。
そのため、未整備区間であるこの地区の環状第4号線の整備により、羽田・臨海部・六本木方面とのアクセスを向上させるなど、広域道路ネットワークの形成を図るとともに、開発に伴う交通処理を担うことを目的としています。
このうち、都市整備局では、桜田通り~第一京浜間(高輪区間)の早期完成に向け、調査、測量、設計等を実施し、道路整備に向けた準備を進めていきます。
事業の効果
- 体系的な道路ネットワークの形成
・都市の骨格を形成する区部環状方向の幹線道路の一つであり、都心に集中する交通を分散化 - 品川駅周辺地区のまちづくりへの寄与
・「国際交流拠点・品川」におけるビジネス、観光などの多様な交流を促進 - 交通の円滑化と安全で快適な歩行者・自転車通行空間の創出
・生活道路に流入する通過交通が減少し、身近な道路の安全性の向上
・歩行者、自転車、自動車の通行空間を分離し、安全で快適な歩行者・自転車通行空間の確保 - 地域における防災性の向上
・緊急車両の速達性が向上
・火災の延焼拡大を防ぐ延焼遮断帯を形成
・電線類を地中化することにより、災害時の道路閉塞を防止
・安全な避難経路や救援物資の輸送路の確保
事業の概要
路線名: | 環状第4号線(高輪区間) |
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施行箇所: | 港区高輪三丁目 |
延長: | 約610m |
計画幅員: | 25.6m~33.5m |
事業期間: | 令和元年度~令和14年度 |
本事業は、幅員25.6メートルから33.5メートルの道路を整備するものです。車道は4車線、その両側に歩道及び自転車走行空間を整備します。平面構造に加え、鉄道及び国道15号(第一京浜)との交差部は橋梁構造とし、国道15号(第一京浜)へのアクセスのため、道路の中央部分に側道を整備します。
※環状第4号線(高輪区間)の計画線位置は当事務所で閲覧することができますので、事前にご連絡ください。