復興小公園の再生
- 更新日
東京都は、関東大震災100年を契機としたムーブメントの展開として、関係区による復興小公園の再生を後押しします。
この取組は「TOKYO強靭化プロジェクト」(令和4年(2022年)12月策定)のリーディング事業に位置付けられています。
復興小公園とは
関東大震災(1923年9月1日)では、火災が鎮火した要因の一つに公園緑地や広場が焼け止まりとして機能したことがわかり、公園設置の重要性が高まりました。
東京市はこれを踏まえ、震災の焼失区域において、震災復興公園として52か所の小公園を整備しました。
小公園は、小学校に隣接して整備され、近隣住民の憩いの場や地域コミュニティの中心、地域における防災拠点のほか、校庭の延長や教材園などとしての役割を担ってきました。
また、震災復興のシンボルとなるとともに、後の都市公園や児童公園のモデルとなりました。
元加賀小学校と元加賀公園
東京都復興記念館所蔵
開設当初の公園鳥瞰図(南桜公園)
公益財団法人東京都公園協会資料を基に作成
復興小公園の位置図
復興小公園の再生の視点
当時の思想などを踏まえ、防災機能の拡充や地域コミュニティの交流・憩いの場等として復興小公園を再生します。
小公園の再生を通じて、あらゆる世代に対する防災意識の啓発につなげるとともに、都市の魅力の更なる向上を図り、人に優しくゆとりある空間を創出していきます。
再生の4つの視点
- 防災力の向上
- 平時からの防災意識の啓発につなげ、地域の防災力を向上させる
- 後世への継承
- 復興小公園の由来・意義等を後世に伝え継承する銘板を設置する
- 地域の憩いの場
- 身近な場所にある公園として、誰もが集える憩いの場を創出する
- 遊び・学びの場
- こどもが安心して楽しく遊び、学べる環境を充実させる
銘板のイメージ
パンフレット「復興小公園の再生」
関連ページ
- 港区の復興小公園について(外部サイトへリンク)
- 震災復興公園について(台東区)(外部サイトへリンク)
- 震災復興小公園について(江東区)(外部サイトへリンク)