２ 災害時等のための米軍との協定

（１）災害時における基地使用協定

　平成20年、災害時における救援物資等の搬送拠点として赤坂プレス・センターのヘリポートを使用できるよう、在日米陸軍と協定を締結しました。これは、自治体による災害対応及びその準備のための在日米軍施設・区域への立入りに関する日米合同委員会合意（平成19年）に基づく、全国初の協定です。

（２）消防相互応援協定

　昭和40年、横田基地司令官と周辺市町との間で、火災予防及び消火活動に関して、相互に援助し合い、互いの利益を守ることを目的とした「消防相互応援協定」が結ばれました。その後、消防事務の東京消防庁への委託に伴い、昭和 51年、横田基地司令官と東京消防庁との間で「消防相互応援協定」を締結し、火災等の災害に備えています。

（３）救急患者搬送のためのヘリポート使用協定

　平成19年、島しょ地域の救急患者を都心の病院へ搬送する際の拠点として赤坂プレス・センターのヘリポートを使用できるよう、在日米陸軍と協定を締結し、平成20年に運用を開始しました。これにより、搬送時間が平均15分程度短縮されています。

赤坂プレス・センターの使用実績（過去５年間）

年度	救急患者搬送に伴う使用件数（件）
令和４年度	４６
令和３年度	６４
令和２年度	４１
令和元年度	７４
平成３０年度	６５