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計画のポイントについて

1.目標年度・人口

1.計画目標年度
平成36年度
2.計画人口
1,270万人

2.主な変更点

1. 計画汚水量の見直し

家庭での節水が進んだことや工場排水の減少などにより、汚水量が減少しています。

2. 窒素、リン、CODの目標水質を新たに設定

 流総計画は、窒素、リン、CODの目標値を計画書に新たに位置づけ、東京湾の水質改善をより一層推進していくこととしています。

【参考】東京湾流域別下水道整備総合計画に関する基本方針について

 平成17年に東京湾など閉鎖性水域の水質改善をより一層推進していくため、下水道法の改正が行われ、流域別下水道整備総合計画に窒素、リンの削減目標などを設定することが法律で義務付けられました。国は法改正を踏まえて、都県が定める流総計画の指針となる「東京湾流域別下水道整備総合計画」を見直しを行い、平成19年9月に「東京湾流域別下水道総合計画 基本方針」が取りまとめられています。
 この中で、都県ごとの汚濁負荷量の合意事項は、以下のようになっています。

都道府県別東京湾流入許容負荷量 (単位:トン/日)
  東京 神奈川 埼玉 千葉 系外 合計
COD(科学的酸素要求量) 80 31 75 45 33 264
T-N(総窒素) 57 22 37 26 17 159
T-P(総リン) 3.5 1.3 2.6 1.7 0.8 9.9
COD(科学的酸素要求量)…水中の有機物量のおおよその目安に用いる。
T-N(総窒素)…水中の窒素量を示す。
T-P(総リン)…水中のリン量を示す。

3. 単独処理区を流域下水道の処理区に編入

 八王子市、立川市、三鷹市の単独で下水処理を行っている地区では、施設の更新時期を迎えている一方で、窒素、りんをさらに除去するための高度処理に必要な処理場用地の確保が非常に困難となっています。このため、今回の計画では、これらの地区を流域下水道の区域に編入し、多摩川や東京湾などの公共用水域の水質改善を行っていくとともに、広域化によるスケールメリットを活かした下水道事業の効率化を図っていきます。

北野処理区(八王子市)を秋川処理区へ編入

錦町処理区(立川市)を北多摩二号処理区へ編入

東部処理区(三鷹市)を野川処理区に編入

 なお、町田市ついては、流域編入せずに単独処理区のまま下水道処理場の高度化を行い、東京湾へ流出する汚濁負荷量を削減し、東京湾の水質改善を達成することとなっています。