○事業の概要
環状第2号線は、江東区有明を起点として中央区、港区、新宿区、文京区を経由して、千代田区神田佐久間町に至る総延長約14kmの都市計画道路です。この路線は、赤坂などの都心を通る大動脈で、都心部の交通渋滞の緩和を図るとともに臨海部を含む沿道の開発を誘発するなど、都市再生の基軸となるものです。
現在、都は、立体道路制度※を活用した市街地再開発事業により、道路と建物の共存を図りながら、新橋から虎ノ門までとその周辺の一部を含めた一体的な都心機能再生のまちづくりを進めています。
また、有明から新橋(汐留)間までは、都心部と臨海部の連絡強化などに寄与するよう、平成27年度の全面開通をめざし、土地区画整理事業と街路事業により、整備を進めています。
(参考)
連合国軍総司令部(GHQ)が虎ノ門の米国大使館から東京湾の竹芝桟橋までの軍用道路整備を要求したなどの俗説もあり、この区間の環状第2号線の計画はいつしか「マッカーサー道路」と称されるようになりました。
環状第2号線位置図
○これまでの経緯
・当初決定:昭和21年3月26日 戦災復興院告示第3号
・主な変更:昭和25年3月2日 建設省告示第112号
【幅員変更:10040】
平成5年7月19日 東京都告示第805号
【起点位置の変更:港区新橋→江東区有明】
【延長変更:約9,240約13,950】
平成10年12月24日 東京都告示第1252号
【構造形式の変更:地表式地下式(延長約1,350)】
(新橋・虎ノ門地区市街地再開発事業の都市計画決定)ほか
○計画の概要
・起点:江東区有明二丁目
・終点:千代田区神田佐久間町一丁目
・延長:約13,950 ・標準幅員:40
○整備主体
・東京都建設局
・東京都都市整備局
立体道路制度のイメージ
※「立体道路制度」
道路の区域内に道路と建築物の敷地を併せて利用すべき区域を定め、建築物と道路を立体的に整備し、土地を有効に活用する制度