最終更新日:令和2(2020)年12月9日
木密地域の改善を加速するため、新たな取組に着手します
都は、災害に強い都市の実現に向け、防災都市づくり推進計画に基づき、老朽化した木造建築物が特に集積するなど、震災時に特に甚大な被害が想定される地域を対象に、延焼遮断帯の形成や市街地の不燃化に取り組んでいます。
こうした取組に当たっては、敷地が狭小であることや権利関係が輻輳していることなどにより、建替えが進みにくい状況があるほか、住み慣れた地域で居住し続けたいとする権利者などが多く、希望に合う移転先を確保することが難しいといった課題があります。
そこで、コミュニティを維持しつつ権利者などの移転を促すため、今年度から新たに、近隣の都有地を有効活用し、受け皿として、民間事業者による魅力的な移転先の整備に取り組んでいきます。
第1弾!足立区江北地区で事業者を再募集します。
●事業名
都有地活用による魅力的な移転先整備事業(足立区江北地区)
●所在地
東京都足立区江北四丁目18番 (敷地面積:776.99㎡)
位置図(127KB)
●事業のコンセプト
- 木密地域に近接し大規模土地利用転換に合わせた一体的なまちづくりが進む地域に、魅力ある住環境を備えコミュニティにも配慮した一般賃貸住宅を整備し、密集市街地からの移転を促進することで、木密地域の改善を加速する。
令和2年12月3日 事業予定者の公表
事業予定者選定結果
1 事業予定者
○グループ名 Teamコトモノづくり
○構 成 員 ・公益財団法人東京都都市づくり公社(代表法人)
・株式会社スタジオ・クハラ・ヤギ
・三菱地所ホーム株式会社
・株式会社ハウスメイトパートナーズ
2 提案概要
○基本方針
「安心して暮らすことができ、地域に活力や賑わいをもたらす、魅力ある拠点の形成」
○主な提案内容
・人に優しい建築や良好なコミュニティの形成など木密地域からの移転を促進する仕掛けづくり
・地域の活性化につなげる多様な住戸構成と人々の交流を促すテナント
・市街地の不燃化に寄与する建築 ~準耐火木造~
・多摩産材の活用
○施設の概要
・事 業 用 地 足立区江北四丁目18番(776.99㎡)
・用 途 住戸16戸(うち5戸が事業用住宅)及びテナント
・構造/階数 木造/地上3階
3 審査委員会の評価ポイント
・災害に強い都市づくりを深く理解し、木密地域の改善に精力的に取組む姿勢を評価
・木構造による温かな外観に路地空間を計画し、コミュニティを創出する設計を評価
※提案時の内容であり、今後の協議等により変更になることがあります。
「都有地活用による魅力的な移転先整備事業(江北地区) 事業予定者選定結果」
●今後の予定
- 令和3年度 建築工事の着工
- 令和4年度 しゅん工・住宅への入居開始

第2弾!足立区関原地区で事業者を募集します。
●事業名
都有地活用による魅力的な移転先整備事業(足立区関原地区)
●所在地
東京都足立区関原一丁目4番 (敷地面積:683.08㎡)
位置図(127KB)
●事業のコンセプト
- 居住者どうしが緩やかに繋がり助け合いながら、地域にお住いの方々と共に豊かに暮らせる住まいを整備し、密集市街地からの移転を促進することで、木密地域の改善を加速する。
●これまでの経緯
- 平成31年03月29日
- 事業実施方針の公表(
1.10MB)
- 令和元年05月14日
- 事業実施方針に関する質問回答書の公表(
199KB)
- 令和2年06月12日
- 事業者募集要項等の公表
- 事業者募集要項等
(クリックして詳細を確認)
- 令和2年07月21日
- 事業者募集要項等に関する質問回答書の公表(
283KB)
- 令和2年08月21日
及び26日 - 対話の実施
→対話の申請はありませんでした。 - 令和2年09月10日
- 参加表明書の提出締め切り
→提出はありませんでした。
これまでの取組(先行実施地区:足立区江北地区、足立区関原地区)
- 平成30年06月08日
- 先行事業実施候補地区及びマーケット・サウンディング調査の実施について公表
- 平成30年06月22日
- マーケット・サウンディング調査事前説明会の実施
- 平成30年06月27日
- マーケット・サウンディング調査現地見学会の実施
- 平成30年11月30日
- 「マーケット・サウンディング調査結果の概要」(
433KB)公表