亀戸・大島・小松川地区 98.6ha
〈防災拠点を形成する総合的なまちづくり〉
この地区は、旧中川をはさんで江東区と江戸川区にまたがる区域です。
地区の中央に、災害時には約20万人を収容可能な避難広場となる公園を整備し、その周囲には中高層の耐火建築物を配置、さらに道路を整備するなど、防災性の向上と生活環境の改善を図っています。また、市街地再開発事業としては全国最大規模で、特定建築者制度(注1)を先駆けて活用するなど、東京都における再開発の代表的事例となっています。
従前 | 計画 | |
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・オープンスペースの確保(道路・公園等) | 21.4ha![]() |
60.8ha |
・建築物の不燃化率(注2) | 5%![]() |
100% |
・土地の高度利用(容積率) | 40%![]() |
286% |
・住宅供給戸数 | 3,194戸![]() |
8,200戸 |
・定住人口 | 9,310人![]() |
26,000人 |
- 注1 特定建築者制度
市街地再開発事業は、施行者自らが施設建築物の建築を行うのが原則であるが、施行者に代わって他の者(主に民間事業者)が建築する制度である。民間事業者の創意工夫が活かされる、施行者の建築コストが縮減されるなどのメリットがある。 - 注2 不燃化率
地区内の全建築物の建築面積に占める、耐火建物(鉄筋コンクリート造など)の建築面積の割合をいう。